小学校教員からの転職は甘くなかった。転職活動はそんなものかもしれない。
私のたくさんの失敗を生かして欲しい。
とりあえずアプリ登録
良さそうな求人を見たい
そんな気持ちで登録したアプリ
まず、有名そうな2つのアプリに登録
(後でよく調べるとアプリやサイトによって強みが違う)
基本的な情報を登録するとすぐに求人情報などが見られる
「もし自分に関わりのある子どもの保護者が見たら嫌だな」と
思ったが、そんな心配までしてたらこの先何もできないと思い
考えるのをやめる
実際、少しもかすりもしなかった(と思ってる)
次に電話が来る
アプリの担当の方
電話内容は面談の日程
私の転職への情熱、スキル、条件などを聞き出すための面談
教員 転職をやめがち
それぞれのアプリで真面目に面談をする私
そこで言われたことは
教員って結局転職やめちゃうこと多いんですよね〜
福利厚生などはやはり教員の方がいいですよ
どれくらいまで年収下げられます?
私は教員を辞めると言っているのに
なぜ転職応援する人がそれを止めようとするのだ
まあなんとなくわかる
つまり転職しない人にさく時間はないってことだ
でも!私はもう退職の意思を校長に伝えているのだ
ここまで言うと、前のめりになる担当者
そうか辞める辞める詐欺だと思われていたのか
私は本気だ(本気だ)
担当者もやっとやる気になってくれる
じゃあとりあえずオススメの求人送るんで、2日くらいで10件目安に応募してください。
「10件も!?」
落ちるのが普通
と思っていた方が良い
大学→教員という道のりだった私も決して挫折した経験がないわけではない
しかし、履歴書だけで9割落ちた
こんなにも魅力がないのか私は
これまで子ども達の自己肯定感を上げるために手を替え品を替えやってきた私だが
この書類選考で私の自己肯定感は地に落ちる
初めに言われたではないか
書類選考の通過率は1〜2割だと
でも、働いて欲しい側と働きたい側でなぜこんなにも溝があるのか
こっちはその仕事がしたいと言っているのに
そうなのだ、向こうが
お前ではダメなのだ
と言っているのだ
悔しい、これまで必死に働いてきたのに
きっとどこかで役立てるはずなのに
自己肯定感が地に落ちると正確な判断ができなくなる
私はいつの間にか書類選考通過を目指して
様々な企業に応募しまくった
何のための転職
完全に目的を見失った私は
書類選考に通過した企業の面接に進んだ
最初の面接は今考えると
こいつふざけてるな
と思われるくらいひどかった
そんな面接でも何度もやっていけばだんだん慣れてくる
そして内定が出る
やった!!!
でもそこで冷静に給与や条件などを確認する
働く時間は始業時間が少し遅くなるけど、終わる時間も遅くなる
休憩時間は1時間あるけど、給与は教員の時の半分
むむ
そうなのだ、目的は失ってはいけない
何のために転職するのか
子ども達が小さいうちは
一緒に過ごす時間を長くするためなのだ
そのために年収が減るのはまだいいが
就業時間が変わらないのではまるで意味がない
ダメだ、もう一度やり直そう
ちなみにここまでアプリに登録してから1ヶ月
しかし、やり直してから最終的な就業先が決まるまで
ここから10日ほどだった
これも最初に担当の方から言われていたことだった
何のための転職かしっかり考えること
譲れない条件などは妥協しない
そうでなければ後で転職を後悔することになる
さすが、人の転職をずっと支え続けていた人達
その道のプロの人の言葉は素直に初めから聴こう
硬く決意した